- ホテルに着いても、疲れて何もできない・・・
- 出張中の楽しみって何?
- とにかく出張がラクになる方法を教えて!
出張嫌いな20-30代は非常に多いです。出張が嫌いな理由は体力的、精神的なものが多く、「長時間移動のストレス」や「慣れない場所でのトラブル」などが挙げられます。
実際、出張はラクな仕事ではありません。私は年150日以上の出張を10年以上続けています。出張中は寝るor仕事だけになっていた時期もありました。常にモヤモヤしていて、「何のために仕事をしているんだろう・・・?」と悩むこともありました。
本記事では出張疲れの原因を5つと翌日に疲れを持ち越さない方法をまとめて解説します。記事の内容を実践すれば、翌日の身体がラクになります。
嫌いな出張を少しでもラクにしたい方は、ぜひ最後まで見てください。
目次
疲労の種類は5つある

出張疲れは疲れの種類と原因を知ることが大切です。そのうえで適切な対策をとれるかで翌日が大きく変わります。出張疲れは大きく5つの種類に分けられます。
- 身体的疲労
- 精神的疲労
- 脳疲労
- 環境の変化
- 生活リズムの乱れ
これらを順番に解説していきます。
身体的疲労
出張疲れで多くの人が思い浮かべるのは身体的疲労です。実際に出張は普段の仕事より体力を使います。長時間の移動や立ち仕事など筋肉や関節に負担がかかることで体力が奪われます。
長時間の同じ姿勢は筋肉が固まり、身体がダルくなります。ダルさの原因は血流が悪化することで、疲労物質が排出されにくくなるため。
特に座りっぱなしとなる新幹線や飛行機、車移動のときは要注意です。適度に身体を動かして、疲労物質が排出されるようにしましょう。
理想は1時間に1回程度、ストレッチや歩くことで筋肉を使うこと。ただし、頻繁に動けないこともあります。
そんな時は、水分補給の回数を増やしましょう。水分をとることで疲労物質の排出を促せます。

我慢をしない。事前準備が大切です。
精神的疲労
精神的なストレスは仕事のモチベーションを下げる大きな原因です。アウェーな環境、初めて会う人などストレスを感じる場面はたくさんあります。
対人ストレスがかかるのは仕事関係だけではありません。
出張中は家事や育児がパートナーに任せっきりになります。パートナーへの負担が大きくなることに、罪悪感を抱く人も少なくありません。
家族への気疲れを和らげるためには、自宅での過ごし方を考える必要があります。

土日はあくまでも”仕事”の休日です。”家事”と”育児”に休みはありません。
出張中は常に気を張った状態です。休まる時間がないことも精神的に疲れる原因の一つです。
脳疲労
出張は綿密なスケジュール管理が必要です。電車の乗り換えや取引先とのアポイントなど、タイムスケジュールは非常にタイトになります。
一度に入ってくる情報量や判断の多いと脳は疲弊します。脳がオーバーワーク状態になると思考力や集中力も低下します。
環境の変化
慣れない土地や初めての人間関係など、慣れない環境で気持ちは無意識に緊張状態となります。ホテル内の室温や照明の色など些細な違いもストレス要因となります。
生活リズムの乱れ
出張中は日常のルーティン通りにはいきません。遠方への出張は起床時間が早くなり、就寝時間も変わります。生活リズムが狂うと、ホルモンバランスや自律神経に影響が出てストレスも抜けにくくなります。
知っておくべき出張疲れの5つの原因

出張が疲れる原因の多くは次の5つです。
- 長時間の移動
- ホテルが合っていない
- 食生活が乱れている
- 社内や家族へ気疲れしている
- 自分時間がない
長時間の移動
座っているだけに思える移動時間も疲労が溜まる原因です。長時間同じ姿勢でいると、血流が悪くなり疲労物質の排出が滞るからです。例えば車での長距離移動は1時間に1回は休憩を入れたいところです。一度車から出て深呼吸や軽いストレッチをすることで血流も良くなり眠気覚ましにもなります。
適度に休憩し血流を良くすることで、移動疲れを減らしましょう。
ホテルが合っていない
出張先のホテルをなんとなくで選ぶ人は多いです。自分に合ったストレスの少ないホテルを選ぶだけで、翌朝の疲労感は大きく変わります。
選ぶ基準が値段だけだと寝るためだけのホテルになり、全回復は難しいです。自分に合った条件でホテルを選べば翌朝も快適にスタートできます。
翌朝の身体のダルさや憂鬱な気持ちから解放されたい人は、ホテル選びからこだわるのをオススメします。
食生活が乱れている
出張中は自炊も難しく、外食がほとんどで食生活も乱れやすいです。偏った栄養バランスは疲れもとれず、生活習慣病のリスクも上がります。
疲れていると自制心が弱くなり、栄養の偏ったラーメンなど濃い食べ物を選んでしまいます。外食では例えば洋食より和食を選ぶなど栄養バランスを少しでも整えていくことが大切です。

必要な栄養素はサプリメントから摂取するのも一つの方法です。
周りへの気疲れ
出張中は家族や同行者に気を使い、知らず知らずのうちに疲労が蓄積します。普段の役割を他人に任せる場面では、罪悪感を感じてしまうことも。また同行者への配慮が続くと、精神的なストレスにもつながります。
1.家族
子育て中は子どもを任せきりにすることで罪悪感を抱く人もいます。仕事に直接関係しなくても、こうした気疲れが出張を避けたくなる原因になります。普段からパートナーと話し合い、気持ちを共有することが大切です。
2.仕事の同行者
出張は単独だけでなく、上司や先輩と同行することもあります。同行者がいると『飲みに行くべきか』『今の発言は大丈夫か』と気を使い、心が休まりません。普段から気を使いすぎない関係を築くことが大切です。
スイッチOFFの時間がない
出張先で自分の時間を確保できない人は多いです。他人を気にせず過ごせる時間があると、気が楽になります。身体だけでなく脳も疲労します。脳が疲れると思考が鈍り、モチベーションも低下します。脳を休めるには、脳を休めるには何も考えない時間が必要です。たとえ数分でも、頭のリセットに効果があります。
私が出張先で意識している自分時間は2つです。
- 長距離移動中
- ホテル滞在時
5-1 長距離移動中
長距離移動は自分の時間を楽しむチャンスです。本や動画を見るだけでもリフレッシュできます。荷物を減らすならKindleやオーディブルが便利です。疲れているときは睡眠で回復するのも大切です。
5-2ホテル滞在時
ホテルは集中できるため、夜遅くまで仕事をする人も多くいます。しかし、本来は心身を休める大切な時間です。自分を労わる時間が翌日の仕事のパフォーマンスに直結します。年齢とともに無理がきかなくなります。ホテルでは自分の身体と心を回復する時間にしましょつ。
出張疲れを翌日に持ち越さない5つの方法

A谷が実感して続けている「出張疲れを翌日に持ち越さない方法」を5つ解説します。
- 大浴場でリラックス
- ベッドの広さはセミダブル以上
- 郊外の静かなホテルの泊まる
- 朝食を必ず食べる
- 朝散歩をする
大浴場でリラックス
広い湯船でゆったり浸かることで、心身ともにリフレッシュできます。また副交感神経が優位になりリラックス効果が高まることで、睡眠の質も上がります。
しかし、大浴場がないビジネスホテルも少なくないです。その場合は部屋の湯船に浸かりましょう。入浴する時に意識したいポイントは3つ
- 寝る1.5〜2時間前に入る
- 時間は10分〜30分
- 39〜40℃のぬるめのお湯
また入浴剤を併用することでリラックス効果を高めることができます。
ベッドはセミダブル以上
ベッドサイズまで意識してホテルを選ぶ人は意外と少ないかもしれません。料金が安いことから、多くの人がシングルベッドを選びがちです。しかし、睡眠の質を考えるならセミダブル以上が望ましいです。なぜなら、寝返りを打ちやすくなるためです。
寝返りすることで身体全体の血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれます。肩こりや腰痛の軽減にもつながります。
寝返りしやすいサイズの目安は、肩幅に左右20cmを加えた幅です。参考までに、男女の平均肩幅は以下の通りです。
- 男性 約60cm
- 女性 約50cm
合計すると、幅90〜100cm程度のサイズが必要です。シングル(約97cm)は必要幅に対してやや狭く、セミダブル(約120cm)が適しています。
睡眠の質を重視するなら、セミダブル以上を選びましょう。

予約サイトなら、セミダブル対応のホテルを簡単に探せます。
静かに過ごすなら郊外のホテル
利便性が良いので駅前や繁華街にあるホテルを選ぶ人は多いかもしれません。夜が静かなら問題はないですが、人通りが多い場所は騒がしくなります。心身ともに回復したい人は静かで落ち着ける郊外のホテルを選びましょう。

郊外でも高速や幹線道路沿いは車の通過音が騒がしいので避けましょう。
朝食は必ず食べる
朝食を食べることで朝から元気に活動できます。晩御飯から時間が空いているため、からだのエネルギーは枯渇状態です。栄養が足りていないと頭がボーっとして判断力が鈍ります。バナナやおにぎり1つ食べるだけでも効果を実感できるはず。朝食付きのホテルを選ぶか、事前に朝ご飯を用意して1日の良いスタートを切りましょう。
朝散歩する
朝10ー15分程度散歩すると、体の倦怠感や気持ちのリフレッシュに効果的です。朝日を浴びることで脳内に幸せホルモンであるセロトニンが分泌されます。セロトニンは心を落ち着け、集中力やモチベーションを高める作用があります。
また身体を動かすことで血流が良くなります。疲労物質の排出が促されて身体のダルさも抜けやすくなります。
出張歴10年以上が愛用!オススメ疲労回復グッズ3選
出張はいくら対策しても疲れゼロで終えるのは難しいです。疲れを溜めないだけでなく、疲れを回復させる努力も必要です。そこで出張歴10年以上のA谷がリピートしている疲労回復グッズのオススメを3つ厳選しました。オススメグッズを使うことで毎日のスタートが軽やかになります。
ホットアイマスク
スマホやPCだけでなく、長時間の運転でも眼の疲労は溜まります。夕方になると目がショボショボしたり、視界がボヤけてくる人も多いのではないでしょうか。
ホットアイマスクは目の周りを温めることで血流が良くなり、眼精疲労の回復に効果があります。40℃前後の温熱刺激で副交感神経が優位になりリラックス効果もあります。
- 使い捨て
- 電子レンジ式
- 充電式
3つのタイプがありますが、A谷は使い捨てタイプを愛用しています。荷物にならないことと、色々な香りを楽しめるからです。1枚あたりの値段も100円前後とそこまで高くないので出張時だけの使用なら金銭的負担も大きくありません。
入浴剤
出張先では、湯船に浸からずシャワーで済ませている人は少なくありません。疲労も大きい出張中は、ぜひ入浴剤を使って湯船に入るのをオススメします。湯船に浸かると筋肉がほぐれて、睡眠の質も上がります。結果、疲労回復にも大きな効果があります。たくさんの香りや種類があり、違いを楽しめるのもメリットです。
- 無機塩類系
- 炭酸ガス系
- 生薬系
- 酵素系
- スキンケア系
- クール系
入浴剤は大きく6つの系統に分けられます。
疲労回復や美容効果など、それぞれ効能が異なります。出張中は疲労回復に特化したいのでA谷は炭酸系をよく使っています。
リカバリーウェア
リカバリーウェアは着るだけで疲労回復に効果があります。疲労はできる限り翌日に持ち越したくないもの。疲労を回復する方法の大半は睡眠です。多くの人の1日の三分の一が睡眠です。睡眠時間にリカバリーウェアを着用することで、より疲労回復できます。できることが少ない出張だからこそ、頼れるものはどんどん使っていきましょう。
疲れ対策をして出張をラクにしよう
出張で疲れを溜めないには下記の5つの原因を把握しておきましょう。
- 長時間の移動
- ホテルが合っていない
- 食生活が乱れている
- 社内や家族へ気疲れしている
- 自分時間がない
出張中は慣れた環境・いつものルーティン通りではありません。いつもと違う環境で疲れが溜まりやすいですが、きちんと対策をして疲れを翌日に持ち越さないようにしましょう。
今日から実践できる疲れを翌日に持ち越さない方法が5つあります。
- 大浴場でリラックス
- ベッドの広さはセミダブル以上
- 郊外の静かなホテルの泊まる
- 朝食を必ず食べる
- 朝散歩をする
全てをいきなり取り入れる必要はありません。できることから始めることで今より確実に出張がラクになります。
出張は疲れるばかりではありません。メリハリをつけて楽しむことが大切です。移動中やホテルでは自分時間を楽しんだり、しっかり休むことで出張に対する苦手意識は次第になくなっていきます。
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