- 出張が決まると妻の機嫌が悪くなる
- 出張ばかりで家事育児が任せっきりなのがツラい
- 家にいなくても妻の助けになることを教えて!
ワンオペ育児は本当にツラく大変です。自分のしたいことは何も出来ず、子どものグズグズに対応し続ける日々。私は出張族で平日のほとんどが家にいません。
出張から帰り、機嫌の悪い妻を見て「出張だってツラいよ…」とモヤモヤする時期もありました。
しかし、出張と育児のツラさは比べられるものではありません。それぞれに違ったツラさがあります。ワンオペ育児のツラさを知るには実際に経験するのが一番早いです。

私もワンオペ育児を経験することで、妻の気持ちが痛いほどわかりました。
とは言いつつも、出張をなくすことが厳しいのも事実です。そこで本記事では、平日を出張で家を空ける夫が家族のためにすべきこと3選を解説します。
この記事を読めば、パートナーの育児負担を軽くできるだけでなく、出張帰りの家庭の雰囲気も明るくできます。
家事育児を任せることに罪悪感がある人、出張が決まっても雰囲気を悪くならないで欲しい人はぜひ最後まで見てください。
目次
休憩時間がないワンオペ育児

ワンオペ育児には休める暇がありません。常に子どもに振り回され、やることが永遠に増え続けます。
気持ち的に育児で大変なことは、子供の乱高下する感情やエネルギーを一手に引き受けること。良かれと思ってしたことでも、逆鱗に触れ大泣き大暴れなんてことはよくあります。
1日のタイムスケジュールが子ども中心になるため、自由な時間はほとんどありません。子どもが寝た後に作れないこともないです。しかし、家事の残りや翌朝の準備など、その時間にしかできないことも多く、自由時間を楽しめる体力が残っていません。
リアクタンス理論
子どもに振り回され、自分のしたいことが一切できなくてイライラすることは多いはず。ストレス発散という名目でお菓子を爆食いしたりネットショッピングでそこまで欲しくないものを買うことってありませんか?
心理学的理論でリアクタンス理論というものがあります。自由(行動の選択)を制限されると、無意識に「反発」したくなる現象のこと。
誰かに自分の意志や行動を制限されたとき、人は自分で決められる行動(反発行動)をとることで、心理的バランスをとろうとします。
「爆買い」や「爆食」はその最たる例です。
ワンオペ育児は思い通りにいかないのオンパレードです。だからといって、爆買いや爆食いを繰り返していると、財布にも身体にも良くありません。
本質は“自分で何かを決められる”ということが大切で、行動に大小は関係はありません。ある研究ではネットショッピングで商品をカゴに入れるだけでも、一部満足感が得られることがわかっています。
出張族の夫ができることは、パートナーに“自分の好きなことができる時間”をプレゼントすること。つまりオフの日を作るです。
子どもが高熱時のワンオペスケジュール

ワンオペ育児の1日の例を紹介します。これは私の1歳半の子どもが高熱でお休みした時の実際の1日です。
5:00 大泣きで起床 体温は38.6度
5:30 朝ご飯も水分も取れず大泣き
7:30 妻の仕事を見送る
10:00 予約した小児科へ
→大泣きの子どもも多く阿鼻叫喚
11:30 診察終了
12:00 昼ごはんもヨーグルトのみ
13:00 お昼寝
→洗濯と夜ご飯作り、家の掃除
14:00 お昼寝終了
→ここからずっとグズグズ状態
18:30 妻帰宅
→熱が一旦落ち着く。
20:00 子ども就寝
→夫婦で明日の準備と晩御飯お風呂
22:00 就寝
お昼寝以外の時はほぼ抱っこ状態。長時間の抱っこは血流が滞るため、定期的に下ろしてあげる必要があります。しかし下ろすと大泣きで、結果的にはずっと抱っこ状態で体力が奪われます。
子どもが元気な日でも、多少の違いはあれど自分の時間がとれないことは共通しています。
パートナーの負担軽減のためにできること

家事も育児も夫婦で分担できるのが1番の負担軽減策です。
しかし、出張で家事をするのが難しいことも事実。出張族がパートナーの負担軽減のためにできることを3つ紹介します。
- 宅食を提案
- 時短家電の導入
- 休日は妻のフリーDAY

できそうなことから少しずつ…!
宅食サービスを提案

宅食サービスをご存知でしょうか?もとは1人で買い物や家事をするのが難しい高齢者向けが主のサービスでした。
昨今はワンオペ育児で時間が取れない人や料理が面倒くさい単身者向けにもターゲットを広げています。
食材の配達と冷凍された料理を配達してくれる2タイプに分けられます。
ワンオペ育児では少しでも負担を減らすことが目的です。宅食を取り入れるなら、食材ではなく冷凍料理がオススメ。1食600-800円程度で食べられますが、自炊と比べると割高に感じます。
しかし、買い物と料理をする時間を削減と考えると十分に元は取れます。
時短家電を導入
時短家電は家事の時間を大幅短縮できます。特に洗濯と食器洗いは拘束時間が長く非常にストレスです。家事の多くは子どもが寝た後に終わらせることが多いはず。拘束時間が長いと自由時間や睡眠時間が削られます。
時短家電は費用対効果が非常に高い買い物です。特に以下2つの時短家電がオススメです。
- ドラム式洗濯機
- 乾燥機付き食洗機

スイッチを押したら、放置して寝られるのが最高です。
ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機を導入すれば、家事の時間を大幅に短縮出来ます。洗濯をする上で面倒なのが、干さなければいけないということ。洗濯がおわって放置していると臭いがついて、再洗いしなければなりません。
ドラム式洗濯機であれば、寝る前に予約ボタンを押しておけば朝には洗って乾いた状態です。畳む時間があれば畳めばいいし、時間がなくても洗濯機から出してさえ置けば大丈夫です。
シワが気になる服は多少気をつける必要はあります。ガシガシ洗える日常使いのものなら、これほどラクと感じられることはないでしょう。決して安いモノではありません。しかし、買うだけの価値は十分にあります。
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メーカーや種類によって仕上がりが異なるようですが、私はpanasonicを使っています。バスタオルのふわふわな仕上がり具合には感動しました。panasonicは値引きをしませんので、どこで買っても価格は大きく変わりません。パートナーと相談してぜひ、導入を検討してみてください。
乾燥機付き食洗器
乾燥機付き食洗器も時短に大きく効果があります。夜寝る前にその日の食器を入れておくだけで翌朝にはしっかり乾いています。皿を棚に入れるときに水分をふき取ることもないので、水アカ残りにイライラすることもなくなります。
食事は毎日するものです。食器も毎日洗わなければなりません。毎日のルーティンとなる家事こそ、いかにラクに時間をかけずにできるかが大切。
お互いの1人時間を少しでも長くするためにオススメです。
休日は妻のフリーDAY

休日は家事と育児の引き受け、パートナーの1日フリーDAYを作りましょう。しかし、出張から帰ってくる休日くらいはゆっくりさせてほしい…と考えている人は多いはず。
ここで家事育児を引き受けることが将来の家族関係にも大きく影響します。
私と同じ会社で出張族でもある先輩の例です。毎週出張で家に帰れるのは金曜日の晩から日曜日まで。休日は出張疲れで、家事も育児もほとんどせず、家でゴロゴロしていたそうです。そんな生活を続けていたためパートナーが限界を迎え離婚することに…。
実際、出張が大変なことはパートナーも頭では理解してくれているはず。しかし、ワンオペ育児もまた同じように大変なのです。ここに優劣はありません。家族で長く仲良く過ごしたい人は、自ら率先して休日に家事育児をすることで、パートナーも気持ちを理解してくれます。
でも、今までやったことがないから無理だという人は、まず数時間からでも大丈夫。短時間でも自分だけの時間があれば、それだけでもリフレッシュになります。「家庭のことをきちんと考えている」この気持ちを伝えることが大切です。
出張中、疲れがとれず悩んでいる方は下記記事を読んでみてください。
>>【出張嫌い必見】出張疲れ原因3選と翌朝スッキリ起きられる方法をまとめて解説!
まとめ:パートナーを思うなら自分から動くのが大事!

出張で平日家にいなくても、ワンオペ育児の妻をサポートするのは可能です。自分がいないときは代わりになるモノを頼り、家にいるときは自分が動く。相手に言われてから動くのではなく先に動くことが大切です。
具体的にすべきことを3つ紹介しました。
- 宅食サービスの提案
- 時短家電を導入
- 休日は妻のフリーDAY
ワンオペ育児をしながら家事をすることは本当に大変です。家事の負担はできる限り減らしたいもの。
特に拘束時間が長くなる家事はモノやサービスを頼って時間短縮するのがオススメ。
料理や買い物の時間を減らすために、平日の何食かを宅食サービスに頼ってみましょう。一食あたり600-800円で美味しいご飯を食べられます。これだけでもパートナーの負担は大きく減ります。
拘束時間が長い洗濯と食器洗い。この二つを短縮できれば、ストレスも減りパートナーが自分時間を楽しめるようになります。決して安い買い物ではありませんが、払った金額以上の価値が確かにあります。
家に居られる休日はパートナーが休めるフリーDAYを作りましょう。フリーDAYとはパートナーが自由に好きなことをできる日のこと。具体的にすべきことは家事や育児を全てすること。パートナーに心のリフレッシュができる時間をプレゼントしましょう。
いきなり全部は無理という人は数時間からで大丈夫。「パートナーのことを考えている」のが伝わることが大切です。

家庭の雰囲気が良くなれば、自分も精神的にラクになります。
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