- 1人で過ごせる移動時間を快適に過ごしたい
- 寝ても全然疲れがとれている気がしない
- ほかの人が移動時間をどう過ごしているか教えて!
出張族にとって新幹線の移動時間は1人で過ごせる貴重な時間です。しかし、座っているだけなのに降車後は何故か身体が重く疲れている人は少なくないはず。事前に準備をきちんとしておかないと移動時間を快適に過ごすことは難しいです。
私は年150日近い出張生活を10年以上続けています。毎週新幹線や車など、さまざまな手段で日本全国を飛び回っています。そんな私が経験したからこそわかる新幹線をストレスを溜めないオススメの過ごし方と持っておきたい快適グッズまでを紹介します。
この記事を読めば、疲れの溜まる移動時間がラクになり、移動後の仕事のパフォーマンスも良くなります。移動時間を有意義に過ごしたい人やストレスフリーな移動時間が欲しい人は、ぜひ最後まで見てください。
目次
座っているだけで疲れが溜まる理由
移動時間は疲れを取るための睡眠に充てているサラリーマンは少なくありません。私も出張帰りの新幹線はよく爆睡しています。しかし、リクライニングを少し倒して快適な姿勢となっているはずが降車後には思った以上に疲れがとれていない。むしろ、疲れが溜まった気がする・・・。
その原因は、周りへの気疲れと血流が滞りが大きいです。座っているだけでも周りが気になって常に気を張っていたり、血流が滞ることで身体がガチガチになるなど対策を打たないと休むどころか疲れが溜まり、全く快適ではありません。
ここでは座っているだけで疲れが溜まる理由3選とその対策について解説していきます。
- 隣の席と距離が近く気疲れする
- オンラインの作業が進まない
- 同じ姿勢が続いて腰・肩・首が凝る

きちんと対策すれば移動時間は快適になります!
隣の席と距離が近く気疲れする

新幹線は隣席との距離がほとんどないため、隣に人がいるだけで気疲れしてしまいます。「肘が当たりそう」や「隣の人の行動がいちいち気になる」など休まらない理由はたくさんあります。
数時間近くある移動時間を常に周囲に意識を向けているとリラックスが全くできません。移動時間をリラックスできる時間へ変えるには自分の世界に集中できる環境づくりが大切です。自分の世界に集中する方法を3つ紹介します。
- 窓際席を予約する
- アイマスクで視界をシャットアウト
- ノイズキャンセリングイヤホンで音を遮断

アイマスクとイヤホンは普段使いもできるのでオススメです。
窓際席を予約する
新幹線の座席は窓際のAかE席で予約しましょう。窓際席なら隣に人がいるのは片方だけです。意識する対象が1人減るだけでも、気疲れは大きく減ります。リクライニングシートを後ろに大きく倒して寝たい人は窓際席に加えて後ろに人がいない最後列の予約がオススメ。気疲れを減らすためには、こうした小さな工夫が大切です。

座席は窓側から埋まるため、出張が決まったすぐに予約しておきましょう。
アイマスクで視界をシャットアウト
他人が近くにいるのが気になって休まらないという人はアイマスクの着用がオススメ。視界を遮るだけで他人の視線や気配は感じにくいです。
視界を遮ることは脳疲労の回復にも効果があります。視界から得られる情報は多く、五感の中で最も脳のリソースを消費します。スマホの見過ぎると頭が痛くなったりボーッとした経験がある人は少なくないはず。アイマスクで視界を遮断すれば脳へのストレスも軽減できます。

視界を遮断することは睡眠の質向上にも効果的です。
新幹線でアイマスクをつけてたら恥ずかしい?
普段からアイマスクを使わない人にとって新幹線内でアイマスクを使うのはハードルが高く感じるかもしれません。私自身、初めて使う時は周りから変な目で見られるんじゃないかと心配していました。
しかし、出張する人にとってアイマスクは今や定番アイテムの1つです。観光経済新聞の「出張時のおすすめグッズに関する意識調査」の発表記事でも、出張のおすすめグッズNo.1はアイマスクとなっています。
そして何より人は意外と周りに関心がないものです。あなた自身、最近乗った電車の周りの席の人のことは覚えてはいないはず。休憩のできる貴重な移動時間を快適に過ごすためにアイマスクは本当にオススメです。
ノイズキャンセリングイヤホンで音を遮断
新幹線という閉鎖的空間の中で快適な時間を過ごすためには自分の世界に入り込んでしまうことが大切。移動中の仕事や読書など周りを気にせず集中したい場面は意外とたくさんあるものです。
そんな時は周りの音を遮断してしまうのがオススメ。耳は目と同じくらい周りの情報を脳に送っています。作業中に目は閉じられません。耳からの情報を遮断するだけで集中力の質は大きく変わります。
ノイズキャンセリングイヤホンを使うことで無駄なイライラを防ぎ、自分の世界へ集中することで仕事や睡眠の質も大きく向上します。
耳栓との違いは?
音を遮断するだけなら「安い耳栓でいいんじゃない?」と思う人がいるかもしれません。しかし、ノイズキャンセリングイヤホンと耳栓では性能に大きな違いがあります。
耳栓は穴を物理的に塞ぐだけで、エンジン音などの低周波音を防ぐことが難しいです。また、ノイズキャンセリングイヤホンはNCレベルの調整できるため、自分の好みの静かさに変えられます。
ノイズキャンセリングイヤホンは音楽や動画を見るときなど普段使いも可能で、わざわざ耳栓とイヤホンの2種類を用意する必要がありません。

安いものではありませんが購入して損することはありません。
オンラインの作業が進まない

新幹線はトンネルを何度も通るので電波が安定しません。新幹線内のフリーWi-Fiは性能が良くないため当てになりません。
ネットに繋がないと見れない資料や動画などは事前にPCやスマホにダウンロードしてオフラインで作業できるようにしておきましょう。

ポケットWi-Fiを持っている人はそちらを利用しましょう。
同じ姿勢が続いて腰・肩・首が凝る
長時間同じ姿勢でいると血流が滞り、筋肉も固まるため腰や肩、首が凝ってしまいます。凝らないためには20~30分に1回は席を立ち、身体を動かすクセづけが大切。しかし、窓際席に座っていると場合によって何度も立ち上がるのが難しい場合もあります。
そんな時は座りながらストレッチをしたり、水分を多めにとることでも効果があります。YouTubeで「座ったまま ストレッチ」と検索すればいくつも動画が出てくるので出張前に確認しておきましょう。
新幹線を快適に過ごす3種の神器

新幹線の移動時間を快適に過ごすためには以下3つのアイテムがオススメです。
- アイマスク
- ノイズキャンセリングイヤホン
- ネックピロー
いずれのアイテムも旅行や通勤中など出張以外のときにも使える汎用性の高いアイテムです。出張でしか使わないモノにお金をかけるのはモッタイナイ・・・。と考えていた人もプライベートのQOLも上がるアイテムばかりですので前向きに検討をしてみてください。

私はイヤホンの使用頻度が特に高く、もっと早く買っておけば・・・と感じてます。
VENEX(ベネクス) 睡眠 休養用アイマスク6106
リカバリーウェアを販売しているVENEX(ベネクス)の睡眠 休養用アイマスクです。アイマスクはサイズ選定を間違えるとすぐに取れてしまったり、締め付けがキツくなるので注意しましょう。
VENEXの睡眠 休養用アイマスクはクチコミ評価も高く効果を実感している人が多いです。男性の場合サイズは基本的にL-Xですが、目の周り周囲を図ってからサイズ選定をしてください。
また洗濯が可能なため、汗をかいても問題なく何度でも使用できます。長期間使っているとヨレヨレになってくるので付け心地が変わってきたタイミングでの買い替えをオススメします。

BOSE QuietComfort Ultra Earbuds
BOSEが出しているノイズキャンセリングイヤホンです。周囲の雑音を消し、仕事や睡眠の集中を守ってくれます。耳へのフィット感にも定評があり、カスタマイズ機能も付いており9通りのイヤーチップとスタビリティバンドサイズから自分に合った最適なサイズを選ぶことができます。
イヤホンはSONYとBOSEの2強と言われていますが、ノイズキャンセリング機能着いてはBOSEを推す声が多いように感じます。

マーナ(marna) fuu ネックピロー
新幹線で仮眠をとるときに使いたいネックピロー。この商品は口をつけなくても膨らませれます。口をつけて膨らませると、どうしても衛生面が気になってしまいます。こちらは離れたところから息を吹きかけると膨らんでくれるので口をつけるよりマシだと感じています。
また、空気を抜くと片手サイズにまで小さくなるので出張の荷物で場所を取らないのもメリットです。初めて膨らませるときはコツがいりますが慣れてしまえば、気にもならないのでオススメです。

移動時間を有意義にするオススメの過ごし方5選
移動時間を有意義に過ごすために必要なことは事前に何するかを決めておくことです。「今日は読書して情報をインプットしよう」や「今回の出張は疲れた…帰りは寝るぞ!」など過ごし方は何でも大丈夫。
しかし、何をするかを決めずに新幹線に乗ると、休憩にもならないふわふわした時間を過ごすことに。すると降車後に「なんか時間を無駄にしたな・・・」と後味が悪くメンタルにも悪影響です。
ここでは新幹線移動を有意義に過ごす方法を5選紹介します。
- 寝て疲労回復
- 読書で情報をインプット
- 動画を見てストレス発散
- 溜まった事務仕事を終わらせる
- ご当地メシを楽しむ
先に挙げたオススメの快適グッズと合わせて、新幹線の移動時間を快適に有意義な時間にしましょう。
寝て疲労回復

1つ目のオススメは睡眠です。出張の移動時間は早朝や夜遅くになることが多いです。特に早朝の移動は前日早く寝たとしても寝不足になりがち。私も始発の新幹線で移動することがしばしばありますが、この時間のサラリーマンは寝ている人が他の時間より多いです。
出張は現地に着いてからが本番です。アイマスクとノイズキャンセリングイヤホン、ネックピローの3種の神器をフル活用して寝不足を解消して仕事にコミットしましょう。

寝坊しないようにアラーム設定を忘れずに。
読書で情報をインプット
社会人になると自己研鑽に充てれる時間は多くありません。スキマ時間を見つけてコツコツ取り組めば後に大きな差となります。子どもがいる家庭だと自宅で情報をインプットする時間は皆無です。空いた時間は数分でも睡眠に充てたい・・・という人は少なくないはず。
そんな社会人は移動時間を自己研鑽に充てるのがオススメ。ノイズキャンセリングイヤホンをつけて自分の世界に入り込めば、想像以上に集中できます。
普段から読書習慣がない人も、ぜひ一度チャレンジして欲しいです。初めに自己研鑽と言いましたが慣れていない人は小説やエッセイから読み始めるのもアリです。できるだけ短時間で読み終えられる本を選んで読書の習慣を作ってみましょう。例え短い本でも読み終わった後の達成感はその後の仕事のモチベーションアップに繋がります。
紙の本は重いし、何冊も持っていけないと考えている人は「電子書籍」がオススメ。私自身、初めは電子書籍を食わず嫌いしていました。しかし、その時の気分によって読む本を変更できたり、荷物にならないなどのメリットを一度体験すると、気づけば「電子書籍派」になっていました。
今は「耳で聴く本オーディオブック」や「30日間無料体験可能なaudible」などがあり、読書へのハードルはかなり低くなっているように感じます。移動時間を楽しむ方法の1つとして読書はオススメです。
動画を見てストレス発散
家にいる時は仕事や育児の疲れでテレビやYouTubeを見る元気すらなく寝てしまう人は多いはず。時折、自分のしたいことも出来ない生活なんて間違っているんじゃないか?と自問自答したくなる時が私にもあります。しかし、それはパートナーも同じです。子どもが小さい時は特に自分の時間はほとんど取れません。
仕事の中でも特に疲れが溜まる「出張」でストレス発散できる時間を作ることは非常に大切。他人から邪魔の入りにくい移動時間はストレス発散の時間としてオススメです。追えていなかったドラマや好きなユーチューバーの動画を見れば「出張」の始まりと終わりを楽しい気分で過ごせます。
動画は必ずダウンロードしてオフラインで見られるようにしておこう!
先の疲れの理由のところでも解説しましたが、新幹線内のフリーWi-Fiに期待はできません。出張前の自宅や宿泊先のホテルのWi-Fiで見たい動画を必ず”複数”ダウンロードしておきましょう。1つだけだと、その時の気分に合わない可能性があります。
動画のダウンロード機能は多くのサイトで有料会員になる必要があります。家庭の事情に合わせてサイトを選ぶことをオススメしていますが、A谷はABEMAと14日間無料!DMMプレミアムをオススメしています。
DMMプレミアムは14日間無料キャンペーンがあるので、合わなければ解約して他の過ごし方を試していくのもアリです。
溜まった事務仕事を終わらせる
出張の辛いところは出張中であっても通常業務はどんどん溜まっていくこと。帰ってからこなす仕事量を考えただけで憂鬱な気分になります。資料などは宿泊先のホテルなどで事前にPCに落としておく必要がありますが、移動時間で通常業務の山を片付けられれば家に帰ってからもしっかり休むことができます。
帰りの新幹線まで仕事をしたくない・・・と考えている人も次の出社時にするTODOリストは作っておきましょう。自分が今どれくらいの仕事が溜まっているのか可視化するだけでも、憂鬱な気分は少しマシにできます。

私は周りから情報を見られたくないのでTODOリストを社用携帯で作成しています。
ご当地メシを楽しむ
普段行かない地域の名物やお菓子を帰りの新幹線で食べれるのは出張の楽しみの一つです。家に直帰する人はアルコールも一緒に楽しむことができます。
出張を頑張った自分へのご褒美だけでなく、これから出張へ行く場合はスタバドリンクなどのちょっと良い飲み物をテイクアウトするのもオススメです。これを飲んで頑張るぞ!と奮起剤になります。
出張は、したことない人にとって想像のしにくいツラさがたくさんあります。言ってもなかなか理解されるものではないため、自己管理は本当に大切です。ご当地メシは手軽に気分をアゲられて、次の出張は何を食べようかな?と出張が楽しみになる要素まで作れるので、ぜひ一度試してみてください。
しっかり準備をして移動時間を楽しもう!
出張の移動時間を有意義にするには事前の準備が大切ということを解説しました。どの対策も簡単なことですが、会社では教えてもらえないことばかり。自分から「行動」しなければ今の疲労が溜まる移動時間から有意義な時間に変わる事はありません。
移動時間を有意義にする5つの過ごし方を解説しました。
- 寝て疲労回復
- 読書で情報をインプット
- 動画を見てストレス発散
- 溜まった事務仕事を終わらせる
- ご当地メシを楽しむ
時間を有意義に過ごすためには他人に干渉されない自分だけの世界に入り込むことが大切です。そのためには視界や音を遮断すると簡単です。何かをするときは音を遮断するノイズキャンセリングイヤホンを。仮眠をとる時はネックピローを含めた3種の神器をフル活用して睡眠の質を高めると降車後の気分も清々しいものになります。
どれか一つでも実践して、今より快適な移動時間にしましょう。
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